こむら返りの原因
こんにちは☆はりきゅう接骨院の和泉です。
今日は、夏の朝によくあるこむら返りについてお知らせします。
こむら返りは、正式には腓腹筋けいれんといいます(腓腹筋とは、ふくらはぎの筋肉のこと)。
ふくらはぎの筋肉が硬くこわばり、収縮したまま弛緩(緩むこと)しない状態が続いてけいれんを起こし、激しい痛みが数秒間、長ければ数分間続きます。
こむら返りの原因はさまざまですが、静脈の症状として起こることがよくあります。下肢静脈瘤は、40歳以上の女性に多く見られ年齢とともに増加していきます。
こむら返りは「電解質」の異常によって引き起こされると考えられています。電解質とは、水に溶けると電気を通す物質のこと。主な電解質として、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ナトリウムなどのミネラルがあげられます。
電解質は、神経の伝達や筋肉の収縮に欠かせない物質。そのため、ミネラルのバランスが崩れると筋肉の収縮がうまく行われなくなり、こむら返りを招いてしまうのです。
下肢静脈瘤になると、ふくらはぎの血流が滞ってしまうため、ミネラルのバランスも崩れやすくなり、こむら返りが多発すると考えられます。実際、下肢静脈瘤を治療したらこむら返りが起こらなくなったという人は、少なくありません。
運動不足や冷えなどによって筋肉が硬くこわばり、収縮と弛緩が十分にできなくなると、下半身の血流が低下してしまいます。すると、ふくらはぎの筋肉に老廃物や疲労物質がたまってしまうのです。
その結果、ふくらはぎの筋肉はさらに硬くこわばり、収縮したままになってこむら返りが起こるのです。
睡眠中にこむら返りが起こりやすいのは、睡眠中は足を動かすことが少なく、ふくらはぎのポンプ作用が働きにくいため。
また、寝るときはふくらはぎを下に向けていることが多いので、ふくらはぎに血液がたまりやすいことも関係しています。
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