腰痛の種類③
金曜日ですが火曜日担当の加田です。
こんにちは。
今週は椎間関節性腰痛について少し詳しくお話します。
椎間関節というと聞き慣れない用語だと思いますが、
脊椎、つまり首から腰にかけての背骨は、
全てこの椎間関節によって繋がっています。
正面から見て横に位置します。
これが炎症を起こすと当然痛みが発生しますが、
筋筋膜性腰痛同様、
急性でも慢性でも、
レントゲン等では異常なしとの診断になります。
この症状の特徴としては、
後屈動作、つまり後ろに反った時に痛みが生じる事が多いです。
こちらも治療するに当たって、
患部に直接鍼灸を行うのはもちろんですが、
意外にも、写真のように足にも有効なツボがあります。
『太渓(たいけい)』と『太白(たいはく)』と『太衝(たいしょう)』で、
『陥谷(かんこく)』も刺激すると効果が高まる事もあります。
これらのツボを刺激しても、
椎間関節の炎症が治まるわけではありませんが、
後屈動作の痛みがかなり軽減する事が多いです。
今回も写真のモデルの大窄先生は、
写真撮影の数分間だけ鍼で刺激しただけで、
やはり大きな改善がみられました。
これらのツボは膝の痛みにも効果的です。
場合によって一挙両得の効果を得られます。
個人差はありますが、
指で強く押すだけでも多少の効果は得られます。
次回は重症度の高い腰痛についてお話します。
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