腰痛の種類②
火曜日担当の加田です。
こんにちは。
先週は雪かきであちこち痛めた・・・
という方も多い事でしょう。
今週は筋筋膜性腰痛について少し詳しくお話します。
筋筋膜性腰痛は、その名の通り、
腰の筋肉や筋膜に微細な損傷が生じて、
それが痛みとなって起こるものです。
ギックリ腰のような急性腰痛もこれに当てはまる事が多いです。
この症状の特徴としては、
前屈動作で痛みが生じる事が多いです。
つまり、足元にある物を拾う時などに痛む場合です。
急性でも慢性でも、
レントゲン等では異常なしとの診断になります。
治療するに当たって、
患部に直接鍼灸を行うのはもちろんですが、
意外にも、写真のように足にも有効なツボがあります。
『束骨(そっこつ)』と『京骨(けいこつ)』と『足臨泣(あしりんきゅう)』です。
因みに、写真のモデルの大窄先生は、
写真撮影の数分間だけ鍼で刺激しただけで、
前屈動作に大きな改善がみられました。
これらのツボは腰痛だけではありません。
束骨と京骨は、脊柱起立筋(首から腰にかけて背骨の横の筋肉)上に経絡があるので、
背中や首の痛みまで解消される場合もあります。
以前紹介した『腰痛点』や『外関』も合わせると更に効果的です。
また、足臨泣は頭痛でも使います。
ただし、こめかみが痛い場合に限ります。
ツボの使い方や効果は、
まだまだ知らない事がたくさんありそうです。
次回は椎間関節性腰痛についてお話します。
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