灸の種類と効果①
こんにちは、加田です。
鍼灸とは、その名の通り鍼と灸です。
今週はその灸について焦点を当てたお話をします。
昔は背中や腰に艾(もぐさ)を置いて火を点けて、
火傷の痕が残るような事をしていました。
本当に効いたのかどうかは分かりませんが・・・
また、子供の躾としてもやっていたようで、
『灸を据える』という言葉もありますね。
今それをすれば虐待で訴えられますが・・・
さて、当院で行っている灸は写真にある3タイプです。
①達磨灸(だるまきゅう)
『カマヤ灸』とも言います。
ツボを直接刺激するタイプです。
円筒の中にある艾に火を点けますが、
下の方は空洞になっていて、
直接肌の上で燃やさないので、
火傷の心配はありません。
②桝灸(ますきゅう)
『箱灸(はこきゅう)』とも言います。
この桝の中で艾を燃やします。
腰、背中、お腹と場所は限定されますが、
全体をまんべんなく温める事ができます。
当院では、この中に煙が出ないタイプの
『炭化艾』を入れています。
この炭化艾を『炭灸』とも言います。
③カマヤミニスモークレス
達磨灸より少し小さめで、
炭化艾が使われているので、
煙が出ないタイプです。
達磨灸同様、直接ツボを刺激できます。
灸の効果については、
温める効果はもちろんですが、
ツボへの刺激だけでなく、
体内から余分な水分を出す効果や、
東洋医学的には「蓋をする」効果があると言われています。
長くなるので、続きは次回お話します。
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