月経困難症
こんにちは、加田です。
先週より土曜日の投稿に変わりました。
今週は女性特有の症状として、
月経困難症について取り上げます。
「月経に伴って発現し、日常生活が障害されるか、
何らかの医療的処置が必要な程度の
強い下腹部痛や腰痛症状」
を月経困難症と言います。
アンケート調査によると、
軽度でも症状を訴えた人は約94%で、
その中でも日常生活に支障をきたす人は48.6%と、
約2人に1人が悩まされているようです。
この症状は薬物療法が主になるので、
最近は鍼灸治療への期待も大きいとされています。
鍼灸治療は様々なやり方があります。
流派によって異なりますが、
よく使われるツボが、
写真でも紹介している『三陰交(さんいんこう)』です。
このツボは女性疾患に最適とも言われています。
正確な場所は、
内顆尖(内くるぶしの1番高い所)から指4本分の所で、
脛骨(すねの骨)の際になります。
3つの陰経の経絡が交わる場所として、
この名がついています。
「医道の日本社」に掲載されている文献によると、
この三陰交に皮内鍼をして予防効果を検討した結果、
20人の被験者に対し、
著しく有効だった・・・2人
有効だった・・・9人
やや有効だった・・・6人
不変・悪化・・・3人
という結果で、
この三陰交は有効だったとされています。
もちろん治療法は様々で、
それに対する効果も個人差がありますが、
これだけ多くの女性が悩みを抱えているとなると、
もはや見過ごせない症状ですね
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