かたこり②
こんにちは、加田です。
今週も肩こりについてお話します。
先週、僧帽筋上のツボは2つしかないとお話しました。
ですが、こっている場所だけに鍼や灸をする訳ではありません。
東洋医学的にも様々な見解がありますが、
その1つに経絡異常というものがあります。
経絡とは、簡単に言うと“気の流れ”です。
人間の体には12の経絡が存在します。
その経絡に何らかの異常が生じて、
気の流れが悪くなると、
どこかに苦痛や不快感を生じさせると言われています。
その経絡異常を一時的に治すのに、
各経絡の抹消から3番目(4番目の場合もある)に、
“兪穴(ゆけつ)”と言われるツボがあります。
因みに僧帽筋上には『肩井(けんせい)』というツボがありますが、
これは足少陽胆経という経絡上に存在し、
それを治す兪穴が『足臨泣(あしりんきゅう)』です。
このツボを刺激すると、
僧帽筋の張り感を解消する事ができます。
この僧帽筋が緊張して、
首を左右に倒すのがちょっとしんどいという方、
指で強く刺激してみて下さい。
足臨泣に激痛が走る方なら、
多少の効果は期待できるかも知れません。
同様に『天髎(てんりょう)』は、
手少陽三焦経という経絡にあり、
兪穴は『中渚(ちゅうしょ)』です。
肩こりに効くツボが手にあるという話を聞いた事がある方も多いでしょう。
その内の1つがこの中渚です。
こちらも試してみると良いでしょう。
もちろん効果には個人差があります。
次回は僧帽筋以外の筋肉のこりについてお話します。
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