肩こり③
こんにちは、加田です。
今週も肩こりについてです。
肩こりの人には写真のように、
肩甲間部にも鍼や灸で刺激を加える事が多いです。
この部分は、表面は僧帽筋ですが、
その奥には『肩甲拳筋(けんこうきょきん)』といって、
その名の通り、
肩甲骨を上に挙げる際に使う筋肉です。
肩甲骨内縁上部から頸椎にかけて繋がっています。
この筋肉も結構こりやすく、
首の動きまで悪くなる人もいます。
写真で紹介しているのは、
『肩外兪(けんがいゆ)』と
『肩中兪(けんちゅうゆ)』というツボです。
これらのツボは肩甲拳筋をダイレクトに狙えるので、
使用する先生は多いと思います。
先週、先々週と、
僧帽筋には2つのツボしかないと書きましたが、
僧帽筋自体の範囲は広いので、
これらのツボも浅く刺せば僧帽筋への刺激にはなります。
ただ、ほとんどの場合は、
肩甲拳筋を狙っていると思っていいでしょう。
因みに、真ん中の灸は、
『陶道(とうどう)』というツボで、
肩外兪や肩中兪と合わせて使うと効果的と言われています。
今回紹介した場所は、
なかなか自分でマッサージはできないですが、
誰かにマッサージをしてあげる機会があれば、
どうぞ活用して下さい。
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